Tuesday, September 27, 2011

低線量被曝に関する考え方

現在公的な暫定基準は「政府の取る態度」であって
個人のものではありません

ここでは個人的な見解を元に表現します

自然は放射線環境です。
ですから常に被爆しているといえます。
その環境の中で人類は生存してきています。
それが生物の突然変異を誘発し、
進化にもつながっているといわれています。
しかしその陰できわめて多くの生存、
継続できなかった個体もいたはずです。

受精卵の被曝

受精卵は数時間後に生殖細胞が作られ、
脊髄に近いところに集中するといわれます。
放射線により致命的な影響を受ければ
細胞死(アポトーシス)を起こし自然流産を起こします。
生殖細胞のみに損傷が起こり
生き延びることができたとしても、
成長して後、次の代に影響が及びます。
受精卵が成長し器官形成期の前後に障害を受ければ
奇形発生の可能性があります。
自然放射線のリスクに
(変な表現ですが)人工放射線のリスクが加算されるわけです。

いずれにしろ致命的な障害を受ければ
アポトーシスが起こり、これも自然流産になります。
こうして人工放射線障害を受けて
自然流産される個体が多くなったとしても
気づかれにくいことになります。

多くの障害を受けた受精卵が消えてゆく中、
生体活動が可能な個体が誕生できるわけです。
そこには厳しい条件が必要であり
器官形成に明確な異常を持って生まれてくるものの比率は
必ずしもリスクと比例するわけではありません。

しかし、正常と見られる個体でも
不明確な障害を受けている比率は
比例すると考えいいと思います。

つまり致命的な被曝をした受精卵はすべて流産し、
生存可能な被曝の受精卵は
それぞれの影響を抱えたまま出産まで至ります。
したがって明確な奇形の比率は
出産数と比例できないことになります。

「直ちに」明確な障害をもっていなくても、
成長過程で不都合が生じる可能性はあります。
これは関係学者にとってはとても魅力的な研究課題です。

誕生後の被曝

成長期の子供にとってはたとえ正常な誕生をしたとしても
DNAが損傷したとするとその影響は大人と比較することはできません。
甲状腺機能異常、ガン、白血病などは
明確な異常でしか過ぎず、
さまざまな未病異常(障害)が起こる可能性があります。

成人の被曝

成人に限らず、免疫機能の低下が言われています。
これによる持病の悪化、心臓障害、脳機能低下、
意欲減退、判断力低下、忍耐力低下などさまざまな
未病障害が起こる可能性があります。

被曝受精卵(生殖細胞異常受精卵)の子孫の影響

異常の継承、婚姻差別

DNA損傷の中には突然変異として
スーパー人類の誕生も否定できないが、
多くは自然に、
あるいは世間的に淘汰される対象となるのであろう。

個人的には低被曝の限度はないと考える。
しかしながら、現実的には自然放射線の
半分まで加算される状態を限度にしたい。

したがって、長く法律で決められていた

年間1msVを限度

として考えてゆくのが妥当であると考えている。

上記の途中から動揺し、つい「である」調になってしまった。

Labels: , ,

0 Comments:

Post a Comment

<< Home