知人がでかいテレビを入れた。
多くの人の評判を聞き、本人も見た上で東芝を欲しかったようだが、
なぜかSONYのブラビアになってしまった。
搬入に立ち会ったが唖然とした。
映った画像は明るくどぎつい感じがして平面的。
本人もがっかりした、だから東芝がいいと思ったとのこと。
古いブラウン管式のテレビのほうがいいといっていた。
明るい領域が広くフラット。
暗部はくっきりキツイ。
どう見てもガンマが変に思える。
画像設定をいじってみた。
デフォルトでダイナミック。
取説に曰く。鮮やかな映像になります。(お買い上げ時の設定。)
スタンダード:自然さを重視した標準的な映像になります。通常は[スタンダード]がおすすめです。
・・・
だったらスタンダードをデフォルトにしたら?
こっちのほうが自然でよく見える。
次にノイズリダクション。切る。
詳細設定:
黒補正:切る。
アドバンストC.E.:切る。
ガンマ補正(あった!):切る。
クリアホワイト:切る。
ライブカラー:切る。
ぜ~んぜん違う。
より自然で奥行きがでて、丸みも感じる。
中間色の分離も良くなる。
何でこの設定がデフォルトでないのだろうか?
知人も少しは落ち着いたようだ。
ちょうど宮崎アニメをやっていた。
モノノケ姫。
デフォルトでは暗い森の中でも鮮やか。
ハイライトも立っている。
スタンダード+切る では暗い森の中は薄暗い感じがする。
制作者ははっきり色彩をコントロールしていることがわかる。
原色はほとんど出てこない。中間色でまとめた色彩は美しく思える。
日向と日陰ではっきり意図して彩度濃度を変えているのがわかる。
すべての色が微妙に描き分けられている。
デフォルトではいかにも綺麗奇麗のお絵かきさんの絵になっている。
ファストフードの味?
何でこんな味付けをするのか理解に苦しむ。
といったものの理由はわかるような気がする。
きれいに見えるものをユーザーは求める。
ことに店頭では各社競い合う中では明るく、くっきりのほうが売れる。
は~~
食い物も、映像も、オーディオも同じか。
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