Tuesday, September 07, 2010

セレトニン中毒

脳内物質であり麻薬物質でもあるセレトニンが分泌されると
人は快感を覚えるといわれる。

おいしいものを食べる。
Sexする。
達成感がある。
ほしいものが手に入る。
ほしいものにつながるお金が入る。
ほめられる。
人の上に立つ。
優越感を持つ。

ヒトが生きてゆくうえで有利なぶら下げられた餌として
セレトニンの分泌を伴う行為を目指して行動するのは理解できる。

しかし、
問題は2つ。
ひとつは、セレトニン中毒ともいえる際限のなさ。
本人にとって本当によいのか?
衝動的な行動の積み重ねに終始することは業績になりはすれど
精神的な成長につながるとは言い切れない。

もうひとつは、ほかのヒトに多大な迷惑を与えることがある。
法律で禁止されていることではないし、
合法的であればむしろ世間では推奨されているように見える。
それゆえ他のヒトの可能性をつぶしてもなお自信を持って行動する。
縄張りを拡大させ、多くのヒトを支配下に置く。

もっともヒトのほうから支配されることに甘んじることも多い。
そのほうがストレスも少なく楽ができると思うのだろうか?

仕方がないと思いつつ、いうことを聞き、
自分の領域で自己満足できることを探し、
ささやかにセレトニンの分泌ができることに熱中する。

かくして、ヒトは(良くも良くなくも)自己満足のために生きるといえる。

願わくば、衝動的な自己満足ではなく、
崇高な精神に至るための自己満足であってほしい。

(意見には個人差があります)

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