いちおうもとでーた一部を記載。
3.2 基準値の計算式
「飲料水」を除く食品の限度値について、【式1】により計算した。その
際、すべての流通食品が基準値濃度の上限値の放射性物質を含むと考えるの
は妥当とは言えない。そこで、モニタリング検査等から得られている実測値
や流通食品に輸入食品が多く含まれる実態から、流通する食品の汚染割合を、
「一般食品」については50%であると仮定した。
ただし、「乳児用食品」、「牛乳」については、食品区分を設置した目的が
同じであることから、同一の基準値とすることとし、万が一、流通する食品
のすべてが汚染されていたとしても影響のない値として、「一般食品」の基
準値の2分の1の値を基準値とする。なお、計算過程の詳細は別冊に記載す
る。
【式1】
(「飲料水」を除く食品の限度値)(Bq/kg)
=(食品に割り当てられる年間線量)(mSv/y)
÷ Σ(各食品分類での対象核種合計線量係数※)(mSv/Bq)
×(当該食品分類の年間摂取量)(kg/y)
×(流通する食品の汚染割合)
※ 対象核種合計線量係数(mSv/Bq)は、食品中の放射性セシウム(134及び137)1Bqあたりの規制対象核種の線
量(mSv)の合計を表す係数(別冊に示す食品分類毎に算定)。この係数は放射性セシウムが1Bq存在する食品にお
いて、各核種がそれぞれ何Bq含まれるかを計算した後、各核種に線量係数をかけた値を合計することで得られる。
なお、【式2】において、「食品」に割り当てる年間線量は、介入線量レベル
から、「飲料水」に区分される食品の摂取(以下、「飲料水摂取」という。)に
よる線量を引くことによって求められ、また、飲料水摂取による年間線量は、
【式3】で求められる。
【式2】
(「飲料水」を除く食品に割り当てられる年間線量)(mSv/y)
=(介入線量レベル)(mSv/y).(飲料水摂取による年間線量)(mSv/y)
【式3】
(飲料水摂取による年間線量)(mSv/y)
=(飲料水摂取による対象核種合計線量係数)(mSv/Bq)
×(飲料水年間摂取量)(kg/y)
×(飲料水の放射性セシウム濃度基準値)(Bq/kg)
3.3 「一般食品」の基準値の計算結果
この計算により得られた「一般食品」の限度値は、表1のとおりである。(数
字3桁目を切り下げて、有効数字2桁で示した。)限度値が最も小さくなるの
は、13歳~18歳(男)の 120 Bq/kgであり、想定外の食品摂取をしても安全
が確保できるよう、介入線量に一定の余裕(留保)を持たすため、この値を
安全側に切り下げた 100 Bq/kgを基準値とすることが適当である。
この結果、「乳児用食品」及び「牛乳」の限度値は、「一般食品」の基準値
である 100 Bq/kgの2分の1の 50 Bq/kgと設定される。
表1 年齢区分別の限度値(一般食品)
年齢区分 摂取量 限度値(Bq/kg)
1歳未満 男女平均 460
1歳~6歳
男 310
女 320
7歳~12歳
男 190
女 210
13歳~18歳
男 120
女 150
19歳以上
男 130
女 160
妊婦 女 160
最小値 120
基準値 100
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ということである。
これにしたがって、一番問題となるのは13~18歳であって、
乳児なんぞは問題の外、
大人より問題ないのだから、
基準値は100Bq/kg でよいのだ。
この時点で特に考慮してやって50Bqにしてあげるから感謝しろ。
としていたが、
50Bq→100Bqにする動きすらあるんだって!!!
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